家庭教師のバイトについてマーケティング的に考えてみた

学生時代のバイトについて思い出していたら、学んでいるマーケティングの観点からまとめられそうだと思い、面白いのでやってみようと思います。

家庭教師のバイト、生徒はどうやって見つける?

大学生の時、いろいろなバイトをしていたのですが、その中でも時給がよくて「おいしい」と言われていた、家庭教師のバイト。

私は、2つのルートからお客様を見つけていました。

口コミ

一つは、口コミです。大学のキャンパスで、バッタリ小・中学の同級生に会いました。一緒にお茶をしてバイトの話になったら、「中学生の弟の勉強をみてほしい」という話になりました。

本来の「口コミ」はその弟さんを教えて、そこから別のところを紹介……だとは思いますが、友人を介してお客様を見つけることができるとは。

ジョイントベンチャー

大学生協でも、家庭教師の斡旋の業者が入っていました。初め、友人が登録するから、というのでついて行ったら、何と!高校の成績証明書を提出しなければならないことがその場でわかりました。

友人は優秀だったらしく、窓口の方が「いやぁ、成績いいですね~。」と言っているのを見て、私は「とても高校の成績など他人には見せられない……。」と怖気づいてやめました。

その後、「家庭教師センター(かな?)」(当時はまだ家庭教師のトライはない)という会社に登録。そこから派遣されて家庭教師に行っていたのですが、これってジョイントベンチャーみたいなもの。(違うけど。)

家庭教師センターが顧客リストを持っている「ホスト」で、私がサービスか商品を持っている「ベネフィシャリー」。その会社が営業と集金をしてくれ、私は売り上げの一部を差し引いた金額を受け取っていたことになります。

リスクはない

家庭教師のバイトは、個人事業主のようでありながら、実は、リスクはありません。というのも、学生さんの家へ行ってサービスを提供するからです。

在庫もなし、持って行くのは脳みそだけ。特別な備品も、使った後の部屋の掃除もいりません。

11月にワークショップを主催して初めて場所代や設備がいることを身をもって知りました。

お客様は自分で集め、万一会議室をキャンセルしたらキャンセル料もかかります。
ワークショップセミナーに行くと、飲み物やちょっとしたスナックも準備されているのが普通ですが……。

家庭教師のバイトでは、勉強の後、生徒の親御さんが、頼まなくても美味しいケーキや夕飯を準備してくれるのです。

家庭教師のバイトがおいしいという意味、今さらですが、よくわかりました。

最後に

個人のお宅で口コミで紹介された家庭教師をすると、バイト代をいただく際に源泉徴収もありません。(3人以上のお手伝いさんを雇っているお宅は源泉徴収義務ありですが、そういったお宅に行くのは少ないでしょう。)

「おいしい」と言われていた家庭教師のバイトですが、同時に「あれは社会勉強にはならない」とも言われていました。

家に行って得意な科目の勉強を教えて、おやつか夕食をいただく。時給は普通のバイトの4倍近く。ではサービスの評価が厳しいか、というと、成果を問われてクビになったなんて話は聞きません。

確かに、社会勉強やビジネスの勉強にはならないかも……。

Photo by dvdmnk on VisualHunt / CC BY

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