著者の地曳いく子さんはキャリア30年以上のトップスタイリスト。この本は、特に断捨離中、しかも中年以上の女性にぴったりのアドバイス本だといえます。
絶妙なタイミングで読みました。
本→服→その他 と断捨離をしてきた私ですが、中々減らないのが服。それはなぜかというと、確固とした判断の軸がないから。
例えば本ならば、大抵の本は図書館にもあり、手放してもまた出会うことが出来ます。
しかし服の場合は、「もう買えないかも」という恐れや、「痩せたらまた着られるかも」という気持ちがあり、処分の判断に待ったをかけてしまう。
そして結局、今時ぼろぼろになるまで着ることもなく、まだきれいな服が延々と積み重なっていくことになります。
さて、本書では、「沢山服やアイテムを持っている人がおしゃれ」から「スタイルを持った人がおしゃれ」となった時代の移り変わりによる考え方の変遷や、モデルでもない普通の私達は何でも着こなす必要はなく、素敵な服を、むしろ繰り返し着ようと言っています。
無意識のうちに、すっかりファッション誌に影響を受けてしまっていることに気付き、今後のワードローブの構築にとても役に立つ内容でした。
さて、服の断捨離に入りましょう!