仕事・英語・本・ねこ・グルメについて書いています。
9月30日に、ワークショップを開催しました。

9月30日に、キャリアの見直し・三時間半で職務経歴書を書き上げるワークショップを開催しました。
詳しくはこちら

キャリアをデザインする?できません。だから「人生の舵を取っていく」

私のワークショップでは、最初に自己紹介を兼ねて、私自身の経歴を「キャリアグラフ」というものを使ってお伝えしています。
キャリアグラフ

キャリアグラフとは?

キャリアグラフは、自分のキャリアについて全体を振りかえり、将来についても考えるツールです。

横のX軸に時間。社会に出た時を起点とします。

上方向のステアリングは『舵を取る』という意味

縦のY軸は、上方向が、「ステアリング」これは、『舵を取る』という意味。

そのまま、大海原で船にのっている自分を想像するとわかると思います。

「こういう経歴を積みたい」「こういうことがやってみたい」と能動的に決断して行動したとき。

それを「ステアリング」と表現し、グラフを上方向へ持ち上げます。

下方向のドリフトは「流される」という意味

縦のY軸の下方向が「ドリフト」です。
「ドリフト」は「流される」という意味。

会社に勤めていると、人が辞めたからという理由で専門外の部署へ異動になったり、学齢の子どもがいるのに、転居を伴う転勤があったりします。

日々の小さいことですと、「今日はあの仕事を片付けよう!」と思って会社へ行ったら、「〇〇さんが病欠なので、代わりをやってくれ」という指示が来ることも。

家族や自分の事情で思うようにならない事態も起こります。家族の病気や、子どもの学校など。

社会の大きな変化で、「仕事がなくなる」ということもあります。

自分ではいかんともしがたい、外からの事情でキャリアが動くこと。それを、このグラフでは「ドリフト」と呼び、グラフは下向きになります。

「ステアリング」と「ドリフト」

社会に出た時から始まって、経歴を積んでいく。その中で、想定外のことが起こることはよくあります。

帆を張って波の上を滑るように動いていたのに、風の向きや海流で流されてしまうのです。過去にそんなことがあったなら、グラフの線を下向きにします。

そしてそんな時、自分の人生の舵をとり、事態が好転するように行動したとしたら、そこからグラフは上向きになります。

それが、このグラフの中での「ステアリング」と「ドリフト」です。

これは、会社員に限った話ではありません。むしろ、経営者や自営業かたのほうが変化への対応が激しいかも……。

「ドリフト」が悪いわけではない

このように説明すると、「ドリフト=悪」のように思ってしまうかもしれません。しかし、このグラフで「ドリフト」が悪いわけではありません。

自分の意図とちがった部署に配属になった。でも、意外とそこの仕事が自分に合っていて、その仕事のキャリアがメインになった。

そんなこともあります。自分主体では、とることのなかった選択です。

また、異動になった部署の上司がひどい。しかも、その人も自分も今後そこから動きそうもない。そこで転職あるいは起業した。

こんなこともあるかもしれません。

私たちの知識・経験の範囲は、とても狭いのです。

会社に勤めていると、自分では決して選ばない業務へ異動させられることがありますが、その仕事が自分にとってどうなのかは、「やってみないとわからない」。

そこで頑張るか、あるいは別の道へすすむか、どちらにしても、あとでふり返ってみて、「あれが今の自分の転機だった」

となる可能性が大きいです。

ですから「ドリフト」で流されたとしても、そこから「自分で舵をとる」

そしてグラフを上向きにすることが、充実したキャリアといえるのではないでしょうか。

「キャリアデザイン」はできない

「キャリアデザイン」という言葉があります。

アメリカの転職関連の本に出てくるので、おそらくアメリカからそのまま日本に入ってきた言葉でしょう。

「キャリアデザイン」という言葉は、まるで社会人になった時、私たちが将来のデザインされた美しいキャリア形成のかたちを持っていて、それに合うようにすすんでいくようなイメージです。

しかし、日本よりも転職が盛んで、会社ではなくポジションに応募してステップアップするアメリカの仕事事情と、会社に入ると有無を言わさず異動・転勤のある日本のそれとは違います。

キャリアをデザインすることなんてできません!

会社・家族・そして社会が変わることで、思ったようには人生は進めないから。

そして、「こうしたい」と思っていた自分の気持ちも、月日が過ぎるにつれて変わることもあります。

だから私は、「人生の舵を取る」という「ステアリング」という軸を作りました。

縦軸の上方向は、年収でもなんでもありません。

「自分の人生を変えるために行動したかどうか」なんです。

「自分の人生の舵を取る」と、それは自分の人生に対して納得感をもたらします。

自分のキャリアを振り返る時間をとろう

私のワークショップでは、軸を描いただけの空欄のグラフを参加者の方々に配り、振り返ってもらう時間をとっています。

過去だけでなく、将来どうしていきたいかについても書いていただきます。提出はありません。自分のために描くのです。

たった10分ですが、みなさん集中するので、その時間は静寂。

自分のために、キャリアを振り返り、将来を考える時間をとりましょう。

Photo by Heidi Sandstrom. on Unsplash

この記事が気に入ったら
「いいね !」 お願いします!役立つ情報をお届けします。

SNSでフォローする
関連記事(広告含む)