TOEIC S&W (Speaking & Writing) テストってどんな試験?初めて受けたよ。

TOEIC S&W (Speaking & Writing) テストを初めて受けてきました。それは、昔からあるTOEICと比べると、試験時間は短く、受験料は高く、開始時間はバラバラ、という試験でした。テスト当日の様子をメインに、内容についてもお伝えします。

TOEIC S&Wテストとは

数年前まで『TOEIC』テストといえば、リスニング(聞く)とリーディング(読む)のテストを指していました。

しかし、2016年1月から、かつての試験では測ることができなかった、スピーキング(話す)とライティング(書く)のテストができました。

それが、TOEIC Speaking & Writing Tests(略称:TOEIC S&W)です。

では、新しいTOEIC S&Wとはどんな試験なのでしょうか?昔からあるかつてのTOEIC、現在の名称はTOEIC Listening & Reading tests (略称:TOEIC L&R)と比較してみましょう。

試験時間は短い

かつてのTOEIC、現在の名称はTOEIC Listening & Reading tests (略称:TOEIC L&R)と比較すると、TOEIC S&Wの試験時間は短いです。

  • TOEIC L&Rの試験時間は約120分
  • TOEIC S&Wの試験時間は約80分(Speaking Test 約20分、Writing Test 約60分)

受験料は高い

受験料も違います。TOEIC S&Wの受験料のほうがずっと高いです。

  • TOEIC L&Rの受験料は5,725円(税込み)*
  • TOEIC S&Wの受験料は10,260円(税込み)*

*別途インターネット申込みは翌年割引あり

時間が短いのに受験料は高いの?と思いますよね。

しかしそれは、受験・採点に運営側でお金がかかるからでしょう。試験を受けてみたらわかりました。

まず、TOEIC S&Wのテストは一人一台のPCに案内され、ヘッドセットをつけて行いますから、機器がいります。そして、採点はヒトが行うからそこに費用がかかります。そういった理由でしょう。

具体的には、Speakingはヘッドセットについたマイクでひろわれて録音。WritingはPC画面にタイプするんです。

開始時間がバラバラ

TOEIC S&Wが、いわゆる受験などのぺーパーテストと大きく異なるのが、試験開始時間がバラバラだということです。教室に集まって、一斉に開始するわけではないんです。

では、当日はどんなプロセスでしょうか?

当日の流れ

では、当日の流れです。ちなみに、到着すると、当日の流れについた紙を渡され、待っている間、十分読む時間がありますのでご心配なく。

試験前

時間までに試験会場へ行くと、名前を言って、当着順に椅子に座って待ちます。そして順番に室内に呼ばれ、ID(運転免許証など)と顔をチェックされてから、そこで写真を撮られます。

私は10分前くらいに着いて並んだのですが、写真撮っているあいだ、すでに試験が始まっている方たちの英語がかなり聞こえてきました。同じ部屋の片隅で写真を撮っているんです。

写真についてですが、プロのフォトグラファーが撮るわけではありません。固定のカメラ位置で試験官によって撮影され、とっても器量が悪く写りましたが、まぁ仕方ないですね。この写真は、後日送られてくる試験結果につけられます。

そして、数えたのですが、東京の飯田橋会場で、参加者は14人!少ない!受験料の高さと、まだまだ知名度がないからでしょうかね??

写真を撮り終わると、席に案内してくれます。そこでヘッドセットをつけ、開始。机にID(運転免許証など)を載せておきます。

試験後

試験を終了したら、手を挙げて、試験官を呼びます。開始が違うのだから、終了も一人ずつ、バラバラに帰ります。

試験の内容

それでは、今回の、というより、TOEIC S&Wのテスト内容について、私が気づいた点をお伝えします。

私は、今回をベースラインにして点数を上げる勉強方法を研究したいため、ほぼ準備なしで受けています。

Speaking テスト

Speakingテストは、まずはちゃんと録音できるか、のテストから始まります。

写真を撮るために入室した時、すでにテストを受けている方たちの声が大きくて、大丈夫かな?と心配でした。しかし、実際にヘッドセットをつけて話し始めると、外の音は全く気にならなくなります。ヒトの耳って音をより分けられるんですよね。

さて、最初は文を読む、というもので、これは難なくできました。しかし、難しかったのは、次の写真をみてその状況を描写するというもの。

私達は、通常、目にみえているものを、わざわざ描写する、ということはしないですよね。赤いジャケットを着た女性がスーパーの野菜売り場で野菜を手に取っています、とか、日本語でも言いません。なんかアワアワしてしまいました。これは次回までに練習しないと。

また、意見を述べる、という問題もあります。これは、英語らしい答え、つまり、①私はこう思う②なぜならこうだから、という構成をさっと考えて作る練習がいりますね。

Writing テスト

ブラインドタッチは必須

Writingテストでは、画面に答えをタイプします。ですから、タイピングにストレスがないほうがいいですね。ブラインドタッチは必須でしょう。

スペルチェックがない

また、画面には、当然ですが、スペルチェックや文法チェックがありません。タイプしていてスペルがあやふやなものがあって、いかに最近の自分が、スペルチェック頼みなのかを思い知りました。

単語の途中で改行される

また、入力画面では、単語の途中で改行されてしまいます。昔のタイプライターだと音節で切ってハイフォンでつないだものですが、現在そんなことはしないと思うので、放置しました。

写真の描写は一文で

さて、テスト内容でも気づいたことを。

写真の描写の問題

Writingテストの最初の問題で、写真の描写をするのですが、『一文で書く』という指示を見落としてしまって、もっと沢山書いてしまいました。後から気づいて全部直しました。もちろん、問題にハッキリと書いてあり、私のうっかりです。

e-mailの問題

設問に対して、メールの答えを書く、という問題。この答えは、果たしてe-mailのあて名やタイトルから書くのか、内容だけでよいのか、迷いました。
帰宅して過去問の答えを見たら、内容だけで良かったようです。

エッセイの問題

そして最後のエッセイ。300語(画面に語数は出てくる)以上で意見を書くのですが、意外となかなか300語にならなかったです。これが多いか、少ないかは、個人差があるでしょう。

頭の中での構成で、例えば、①私はこう思う②なぜなら〇〇だから③例えば、こういう例があった④従って、こうするべきだ
といった、問いに対して決まった構成で作れるように練習がいるでしょう。

まとめ

今回は、ベースラインなので準備なしで行きましたが、次回までにどんな練習がいるか、なんとなくわかりました。

あいにく、TOEIC S&Wの過去問は一冊しか出ていないのと、大きい書店で探しても、問題集がとても少ないのです。

とりあえず、次回までの学習は、今回気づいたことに注意しながら、過去問をやります。

TOEIC S&Wの過去問はこちら。

Photo by Plush Design Studio on Unsplash

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