税務申告の説明会 プレゼンがひどくてびっくりした。目的を意識して行動するということ。

先日、税務申告の説明会に参加した。新しく個人事業主として事業を始める人たちが対象。

その中で、税理士さんが、申告のために何をしなければならないかの説明をした。
ほとんど、配られた税務署作成の手引の中から重要なことをピックアップして読んでいたのであるが、いっそのこと棒読みしてほしい、と思った。

というのも、「えー」という合いの手が一文に何度も入って、聞いていて疲れてしまうのだ。試しに5分で何回言うかを数えたら、53回!

ということは、45分の説明だったので、私達は、450回以上も「えー」って聞かされてることになる。

正直、最近、こんな、聞きづらいプレゼンを聞いたのは久しぶりだ。

で、私は、この税理士さん、ここに来た目的は何なのかと考えた。

税理士の先生と言えば、会社で相談すると、1時間に3万~4万円もするお仕事。暇ではないはずだし、これは無料の説明会。

急に頼まれて、いわゆる「流し」でやったにしてもひどい。聞いてて、頭か痛くなってしまった。 もし、ここで新しい顧客を獲得したいと思っていらっしゃるとしたら・・・。

ひとつ、税理士さんの立場に立つと、資料は税務署の作った手引きとプレゼンで自前ではないのと、もしかしたら前もっての依頼ではなかったのかもしれないけれど。

しかしご自分でも、450回も「えー」って言ってるってわかったら、驚くのではなかろうか。(一度録音して聞くといいですよね。)

実は、終了後に、個別の質問の時間があり、幸い税理士さんが私の後ろの席に座っていたので、いくつか質問をした。そうしたら、さすがプロで、よどみなく説明してくださった。そこで、プレゼンのまずさは、準備不足だと気付いたのだ。

もしもこの方が、顧客開拓のためにいらしていたとしたら、とってももったいない。

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まるでこの税理士さんを非難しているみたいだが、そうではなくて、普段の自分にあてはまると思ったのだ。

例えば、何かの集まりに参加する。新しい人と知り合って、刺激を得たいと思って行ったのに、前から知っている人とずっと話してしまったり。

セミナーで、いろいろな気付きを得てメモをたくさん取ってきたのに、全く行動に移さないまま、メモがそのままどこかに埋もれてしまったり。

やはり、何をするにしても、目的を意識して行動することは、大切なんだな、と気づいたのだった。

ちなみに、内容で初めて知ったこと。

個人事業主に、「事業年度」ってないんですね。「前年」とか「前々年」っていう意味が分からなかったんですが、「前年」は「今」を基準に昨年のこと。てっきり、来年の申告書作成時を基準に考えるのかと思いました。

また、「事業主貸」「事業主借」というBSの科目も初めて知りました。

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