この記事の目次
入学までのステップ
Zuittというフィリピンのプログラミングスクール(夜学)で学んでいます。授業はOnlineでかつライブ。そのスクール入学までの注意点とヒントをお伝えします。 わたしは10年以上外資系に勤務して、英語を使う環境にいました。Zuittに入学するにあたり、その経験に助けられたとはいえ、「こうしておけばよかった!」という失敗もあります。 「英語の読み・書き・話す・聞くはできるけど、留学や仕事などの実践では英語を使ったことがない」かた。 そんなかたが、少しでも勇気を出して申し込めるように「わたし自身のスキルや準備のおかげで助かった」ことや、わたしの失敗談とともに「これを準備しておけばよかった」といったヒントをお伝えします。 まず最初に、入学までのステップは、こんな感じです。 【1】 オンライン説明会(Info. Session)に申し込む ↓ 【2】 オンライン説明会(Info.Session)に参加する ↓ 【3】 アセスメント(選抜テスト)を受ける ↓ 【4】 アセスメントのフィードバックを受ける ↓ 【5】 入学手続きをする ↓ 【6】 コース開始前に、必要なソフトウェアのインストールをする ↓ 【7】 コース開始、第一日目!【1】 オンライン説明会 (Info.Session) に申し込む
Zuittのサイトに登録して、Info. sessionに申し込みます。 この時点での登録のメールアドレスは、自由に決めてOK。授業で使うメールアドレスについては、入学手続き後にインストラクションがありますのでそれに従います。 世界各国から参加するため、開始時間はGMT(Greenwich Mean Time = グリニッジ標準時)で記載。 日本時間は、GMTプラス9時間です。 例えば、GMTがお昼の12時だとすると、日本時間は21時。 また、参考までに、フィリピン時間は日本時間からマイナス1時間ですので、例えば日本時間が21時だとすると、フィリピンでは20時です。 参加には、gmailのアドレスが必要。Google meetのリンクが送られてきますので、Google accountにログインし、時間になったらそのリンクをクリックして参加します。【2】 オンライン説明会 (Info.Session) に参加する
PCで参加します。接続の安定と声を聞きやすくするために、できれば以下の2つをおすすめします。 授業を受けるにあたってはさらにおすすめの準備がありますが、それは入学を決めた後でもよいので別途説明し、ここでは最低限のものを。- ルーターではなくケーブルで直接つなぐ
- ヘッドセットを使う
- 自分のニックネーム
- 自己紹介
自分のニックネーム
まず、自分のニックネームを決めておきます。わたし自身は「まりこ」そのままを使っていますが、必ずしもファーストネームである必要はありません。 例えば、アメリカの会社にお勤めのかたが名刺にもニックネームを印刷してあることがあります。男性で本名「まさとし」の人がMikeとか、本名「てるゆき」の人がTedとか。当初、すかしてるように感じたものですが、これにはちゃんと目的があるのです。 それは、相手と仲良くなるため。英語では、話している途中で、ちょいちょいニックネームをいれてきます。そう、相手が呼びやすい名前をニックネームにすることで、コミュニケーションを円滑にしてビジネスがうまくいくようにしているのです。 もちろんアメリカ人のニックネームから選ばなくてもOK。石橋さんという苗字の元同僚は、日本でのニックネームばっしーをBassyとしていましたし、本名まさゆきさんで、Masaとしているかたもいました。 外国人が発音しにくいファーストネームのかたは、この機会にニックネームを考えてみてもいいでしょう。現在先生から英語を学んでいるかたは、相談してみるのも良さそうです。自己紹介
参加者の人数が少ない場合、日本でもよくあるのが、自己紹介です。Info. Sessionはビデオを使いませんので、事前にメモして練習し、メモを目のまえに置いておけば気が楽。例えば、以下のようなことを準備しましょう。 なお、このような場面では、自己紹介で年齢は言わないことが多いです。- 名前、ニックネーム
- どこから参加しているか、国・市
- 職業
- プログラミングに興味を持った理由・スキルのレベル
- Zuittに興味を持った理由
質問する
説明会では通常「いつでも質問してください」あるいは「最後にまとめて質問を受けつけます」という指示があるはず。オンラインの特徴として、回線の状況が悪くて音が途切れてしまったり、よく聞こえなかったりということが起こるため、前者の「いつでも質問」パターンが多いです。 では、質問はどうやって?説明員の名前を呼びかけてから質問します。こうすることで、英語の発音がいまいちでも、質問の最初のほうもよく聞いてもらえるから。 説明員の名前?……ということは? そうです、Info. Sessionが始まったら、説明員のかたの自己紹介をよく聞いて、ニックネームをメモしておきます。 日本人のわたしたちには馴染みがなく聞き取れないときは、チャットで例えば「ニッキーでいいの?(nikkie? correct?)」とか「スペルをタイプしてください(how do you spell it?」などと伝えるとスムーズです。 (わたしが参加したときは、説明員のGoogle accountがニックネームでしたので当初ボーっとしてましたが大丈夫でした。) なお、チャットはメールではないので、最初の文字を大文字にしたり、ピリオドをつけたりを省略してOK。さっさと伝わることを優先するツールだからです。「口語でいい」と覚えておきましょう。 ちなみに、音が途切れ途切れになることを、choppyといいます。「音が途切れてよく聞こえなかったのでもう一度説明をお願いします (Your voice is choppy. Would you please explain it again?)」などと伝えます。英語が通じない。どうする?
逆に、こちらの英語が通じない場合もありえます。単語一つが通じないような場合には、スペルを伝え、文の場合はチャットにタイプするのがおすすめです。- スペルを伝える
- チャットにタイプする
質問して、その答えの説明を聞いても理解できない。どうする?
わたしが参加したときプレゼンでよくわからない内容があり、そのままを伝えました。説明員のかたは、例を挙げて説明してくれたのですが、それでもわたしには理解できず。 さてこんな場合、どうしますか?わかったと、うそをついちゃいますか?それとも、ほかにも参加者がいるなか、しつこく食い下がってプレゼンを止めますか? 日本じゃない環境で何が正解かわからない場合に、どうするか。わたしが決めているのは、「同じことが日本で起こったらどうするか」を考えてそれでいきます。だって、それしか方法がないですもん。 そこで、その時はプレゼンテーションの途中だったので、「正直、よく理解できてないけれども、とりあえず先にすすめてください。そのうちわかるかもしれません。最後までいって、それでもわからなかったらまた質問します」と伝えました。 わたしはドイツに赴任したことがあり、異文化でどうふるまったらよいかわからずかなり悩みました。そしてその時に決めたことをシェアします。それは次の2つ。- 周囲を観察して、他の人と同じようにふるまう
- 真似できる人がいない場合は、日本と同じようにふるまう(だって、知らないからしかたない)