【書評】 トランクひとつのモノで暮らす エリサ著

北海道の札幌市に住む、バルーンアーティストの女性が書いたもの。

よくある“昔は片付けが苦手だったけど、乗り越えて綺麗好きになった人がその過程を公開した後に方法をアドバイス・・・”といった本ではありません。

まず、小学生の時に、トランク一つのモノで暮らすことに憧れて、ついにミニマリストになったということを簡単に述べています。

そして、服は何を持っているか、食器は、タオルは、キッチン用品は・・・と、持ち物が写真と共に紹介されていきます。驚きは、着物も持っていること!物欲がないわけではなく、おしゃれも好きで、服も入れ替えるんだそうです。

素晴らしい!と思ったのは、処分した服の写真をとり、「なぜ処分したか」の理由を書いていること。色が合わなかったり、着心地が良くなかったり。

これをしているおかげで、洋服を買うのに失敗しなくなったのだとか。

“失敗の原因を書き留める”というのは、私は、仕事ではやっても、自分の生活にはしたことがありません。自分の生活こそ、改善して快適にしなくてはいけないのに。

服に限らずいい方法で、目からウロコでした。

本の中に、「モノを減らすための10の質問」というのがあります。

著者は、自分の好きな物だけに囲まれて生きています。ものを減らすのは目的ではなく手段。

自分の物を厳選することにより、取捨選択がうまくなり、チャンスを逃さない、幸せの先送りをしなくなった等、人生にも影響がでてきた、と書かれています。

さらっと読めます。トランク一つ、に厳選されたものとは何か、見たい方はどうぞ。

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