早起きの効用
「早起きは三文の得」は英語でも表現があり、日本だけの話ではありません。
朝に弱い私が、「最後のチャンスかも」と思ってこの本を読み、約1ヶ月続いています。
そのきっかけになった本をご紹介します。
著者のハル・エルロッドとは?
著者は、20歳の時の交通事故で一時心肺停止となり、11か所を骨折し、脳に修復不可能な損傷を受けるも必死のリハビリで再起。
その後、事業で成功しますが、リーマン・ショックで危機。
友人のアドバイスをきっかけに「モーニングメソッド」を始め、また会社を立て直します。
その後、自分がコーチングする相手に「モーニングメソッド」を勧めて次々と効果があったことから、この本を書いたそうです。
「モーニングメソッド」とは?
早速ですが、著者の言う「モーニングメソッド」とは何をするのでしょう?
それは、いつもよりも1時間早く起き、1時間で下記のことをするのです。
では、一つずつ説明しましょう。
瞑想
最初に瞑想。自分の呼吸に集中して、心を空っぽにし、ありのままの自分と向き合います。
読書
次に読書。読みたい本を10分だけ、読みます。
アファメーション
アファメーションとは、自分自身に対する肯定的な宣言のことを言います。なりたい自分についての文言を決めておき、何度も宣言します。
イメージング
イメージングとは、なりたい自分をイメージすること。コルクボードに尊敬する人や、住みたい家、旅行で訪れたい国などの写真を貼り、なりたい将来の自分をイメージします。
日記
昨日のことで感謝することを書きます。1行でもOK。
エクササイズ
ジョギングでも何でもいいのですが、身体を動かして一日の始めるためのウォームアップをします。
ショートバージョンも作っておく
続けるためのポイントを1つ。
1時間前に起きると言っても、時間がとれない日もありますし、エクササイズに気乗りがしない時もあるでしょう。そんな時に備えて、ショートバージョンも作っておきます。
5分を3分にするとか、エクササイズをもっと短くするとかです。
一番避けたいのが、挫けて出来なくなってしまうこと。ショートバージョンを作っておけば、それを選んだ日も、「出来た!」と納得出来、それが続く秘訣です。
私なりのモーニングメソッド
では、実際に私がどのようにしているかといいますと……。
瞑想
下記のCDをかけて瞑想します。正直、禅を習ったこともないので我流ですが、とても気分が良いです。
読書
やる気にさせてくれる内容がつまっているので、まさにこの本を10分読みます。
アファメーション
昨年の秋に腰を痛めてから、健康に不安がある私。そんな私の一番のアファメーションの1つはこれ。
「私は、輝くばかりに健康で、エネルギーに満ちあふれています。」
なりたい自分についていくつかを鉛筆で1枚の紙に書き、思いついたら足したり引いたりしています。
イメージング
本当は、コルクボードに写真を貼って作りたいのですが、まだ出来ていません。なりたい自分について書いた、マインドマップを眺めながらイメージしています。
イメージしていると、「しっくりこない」ものや「もれていたもの」が出てきたので、こちらも足し引きしています。
日記
私は、「3年日記」を使っています。沢山書く必要はないので、これで十分です。
エクササイズ
エクササイズは、部屋の中でDVDを見ながら簡単な体操をしています。ジョギングやウォーキングもいいのですが、難点は「天気が良くない時に気持ちが折れること」。
30分も出来ない時には、「スクワット20回とガーフレイズ20回」などと、簡単コースも考えていますので、三日坊主にはなりません。
気を付けているのは、これは、「痩せるのが目的ではない」ということ。あくまでもウォームアップのためですので、余計なストレスはありません。
最後に
「早起きがいいことは分かっている。でも、朝が弱いから出来ない。」という人。
すごくよく分かります。
「自分の人生を変えるためには、行動を変えなければならないことは分かっている、でも何からやれば?」という人。
もし、1時間早く起きるのが無理ならば、30分のショートバージョンを作っておき、30分の早起きから始めるのも一案かと。
とにかく、一度やってみると、とにかく朝から気持ちがいい。そのために、「早く寝よう」という気持ちにもなります。
この本を読んで、早起きにトライしてみませんか?