『ストレングスファインダー』で知ったこと
最近「ストレングスファインダー(Strengths finder)」が仲間内で話題になっている。
これはアメリカのギャロップ社の製品で、アンケート形式の質問に答えることで、34の資質のうちどれが自分の強みかがわかるもの。
1位から34位まですべてわかるコースを選択すると、上位にあるのが長所、下位にあるのが短所になる。何年も前に私もやってみて、とても納得のいく結果が出た。好きなものが上位に、嫌いなものが下位にあったからだ。
上位にあるものを活かしてよりよい人生に役立てよう、というのが『ストレングスファインダー』の趣旨なのだが、これから私が書くのはそれとは違うことである。
下位にあるもので、少しだけ無理してみた
32位 社交性
34の資質のうち、32位の社交性。私は一人でいるのが好き。知らない人と自己紹介しあったりするのにストレスを感じる。
でも、これはほっといていいものでもない。というのは、本やネットだけよりも、人からの学びというのが一番大きいことを知っているから。
そこで、2014年から、いろいろなコミュニティに参加するようにした。最初はかなり無理してしまい、本当に疲れた。そこで、あまり本気を出さないことにした。無理するのは、少しだけ。疲れていて調子の悪い時には、名刺交換しないで帰って来ることも。でも、それでもよしとした。
そして、知らない人と会うのがストレスでも、人は好きなので、ちょっとの辛抱だとわかった。少しだけ無理をすることで、「慣れて」来たのである。
おかげで、沢山の仲間が出来た。「少しの無理」を続けたからだ。
30位 戦略性 31位 競争性
参加しているマーケティングの勉強会のコミュニティでゲームをすることがある。
本当は、その日は不参加としたい。でも、これも少し無理をして参加する。
心の中は嫌々なので、ゲームのルールも勝つためのコツも,なかなか覚えられない。でも、例え結果が出なくてもよしとする。
皆が喜々としてやっているのが理解出来ないが、少しは面白く感じる自分がいる。
ゲームそのものではなく、ゲームによって出て来るチームメンバーとのコミュニケーションが面白いのだ。メンバーと距離が縮まって仲良くなってくるのが楽しい。
プライベートで「少しだけ」無理をすること
仕事となれば、下位の資質を使うものでも、自分に鞭打ってかなり無理をする必要がある。
でも、プライベートでも、「少しだけ」無理をしてみたらどうだろうか。もちろん、それによって自分にいいことがありそうなものだけでよい。
「少しだけ」なので、大きなストレスはないし、自分に期待もしないので、うまくいかなくてもがっかりすることもない。得ることがあれば、丸儲けである。
最後に
『ストレングスファインダー』の34の資質。強味を知って、そこをもっと活用して伸ばすことは大切なのはもちろんだが、強味だけで人生は渡り切れない。
そこで、少しだけ無理をして「慣れる」ことで不得意な資質をカバーしようとしている。ポイントは、無理をするのは「少しだけ」。そして、下位の資質全部ではなく、一部のみ。
ここ数年、私が心掛けていることである。
参考図書
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