立花岳志さんの言う「習慣化のための習慣化」。良い習慣をつけるコツ。

作家・プロフェッショナルブロガーの立花岳志さん。立花さんのブログ関連のセミナーに参加すると必ず出て来る「習慣化のための習慣化」という言葉。

この言葉は、ブログを書くことだけでなく、他のことにも使える良い習慣をつけるコツなのです。
そのコツについて、私の理解でまとめてみました。

写真は「月間100万PVブログの作り方セミナー」での立花さん。

ワクワクな目標が三日坊主になってしまうわけ

新しいことにトライする時、人はワクワクしてやる気に満ちあふれています。しかし日にちが経つうち、最初の気持ちはどこへやら。続かなくなることがあります。

立花さんによれば、理由は「最初から成果を求めるから」。
「成果が出て嬉しい」目標は、成果が出るための難易度も高い。
でも、人は、それを忘れて短期間努力したたけで成果を期待する。そして成果が出ないとがっかりしてやめてしまうのです。

例えば、英会話。学校英語だけで、全く話せない人が「ペラペラになりたい」「英語力をいかす仕事に転職」などの大きすぎる成果を求める。
でも、全く話せない人がすぐにぺらぺらになるの難しいですし、英会話を始めたばかりで英語力をいかす仕事に転職することは出来ません。

片言の自分の英語にがっかりし、社内・社外の転職活動の結果に落ち込んでやめてしまうのです。

習慣化には王道がある

最初は目標のハードルを下げる

では、どうすればいいのでしょう。
最初は、その行動のハードルを下げて簡単に出来るようにし、「成果」ではなく毎日の「行動」を目標にする。

例えば、英会話であれば、まずは、毎日ラジオの英会話を1つだけ、聞く。聞くだけ。
「習慣化」出来るまで、「習慣化」することを目標にするのです。

簡単に感じるまで毎日コツコツとやる

目標は、成果ではなく「毎日行動する」ことで、かつ、その目標の行動は簡単に出来るハードルの低いレベル。

簡単に出来ますから、「毎日、出来た。嬉しい。」という感覚を脳が受け取り続け、60日間経った頃にやっと「簡単に出来る楽しい行動」として脳が認識し、それはもう難しくなくなります。

英会話でいうなら、毎日ラジオを聞くことが苦でなくなる。

脳にポジティブな体験を注ぐことで、最初は大変だったことも簡単に感じるようになるのです。

習慣化出来てから、難易度を上げていく

毎日、簡単なレベルで目指す行動が習慣になった後、初めて、難易度を少しずつ上げていきます。

英会話で言うなら、ラジオ講座の復習作業。テキストを見ながら、あるいは見ないで、習ったフレーズを何度も言ってみる。それも、「自分にとって簡単なレベル」で。

簡単なレベルで行動を習慣化(成果は求めない)

習慣が出来る

行動レベルを少し上げる

少し上がったレベルの習慣が出来る

行動レベルを少し上げる

これを続けていくことで、少しずつ、自分で簡単に出来るレベルが上がっていき、成果につながっていきます。

最後に

立花さんは、ブログの話でこの「習慣」の話を取り上げます。しかしよく考えたら、立花さん自身も、ブログだけでなく、ダイエットやランニング習慣にも「習慣化のための習慣化」を取り入れて達成されています。

自分自身を振り返ると、私は、興味がわくとすぐに何でもトライしたくなります。しかし、例えば趣味や資格試験や英語など、「実力以上の大物にトライしすぎで当たって砕けてしまう」ことが過去に何度もありました。

それに気づいたのは5年くらい前。
考えてみると、私は社会人になるまで、ほとんどのことを「一夜漬け」で乗り越えてきたため、少しずつ難易度を上げて習熟していく、という経験がなかったのです。

そのため、好きな事は何一つものにならないのに、会社によって少しずつ難易度を上げられていく仕事だけは、唯一身に着いたという皮肉な結果に。

「習慣化のための習慣化」。
この言葉だけ聞くと、初めは意味がわからないかも知れません。でもいずれ、誰でも知っている良い習慣をつけるためのセオリーを表す言葉になるんじゃないかと思っています。

立花岳志さんのブログ No Second Life

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