【書評】むだ死にしない技術 堀江貴文+予防医療普及協会著 治療より予防が、懐も心も痛めない。

これを読んだら、以前にも増して、歯を丁寧に磨くようになりました。歯周病、気を付けないと。

医療技術は日進月歩

医療についての技術や発見は日進月歩。病気の原因や、予防方法がわかったり。ここでは本に挙げられていたうちの2つについて書きます。

胃癌の原因はピロリ菌

重篤な病気の一つ、胃癌。現在、原因はピロリ菌だと分かっており、殺菌することが可能です。それなのに、日本では毎年沢山の人が胃癌で亡くなっています。

この本の中で、堀江さんは、胃の中にピロリ菌がいないかの検査を受けることを勧めています。
驚くことに、年を取るとともに胃は弱ると思われていましたが、ピロリ菌がなければ、胃は20歳のままなのだそうです。

歯周病は他の疾患の原因になる

日本人の成人の8割がなっているという、歯周病。これは感染症の一つで、自然に治ることはありません。口臭の問題だけではなく、菌は全身にまわって他の病気を引き起こします。

歯周病にならないためには、日頃の丁寧な歯みがきに加え、定期的に歯科医院へ行き、歯のクリーニングとチェックをすることが大切です。

治療より予防

よく言われることですが、健康でいるためには、治療よりも予防が大切です。

治療より予防のほうが医療費が安い

近いうちに破綻すると言われている健康保険制度。そこで取り上げられるのは医療費の上昇です。例えば、国は、薬をジェネリックに変えることを推奨するなどして医療費の抑制を図っています。
そして、国が検診を推奨しているのは、予防のほうが治療よりもかかるお金が安いからです。

検査を受けると保険料が下がるしくみ

アメリカでは、民間の保険会社が、大腸がん抑制のため、内視鏡検査を受けないと保険料が上がる仕組みを取り入れたところ、検査を受ける人が増え、大腸がんの死亡率が激減したとか。
日本も、予防策をとるように持って行くことが必要だと書かれています。

感想

以前から、非喫煙者と喫煙者との健康保険料を違えるべきだと思っています。

同様に、上記のアメリカで民間の保険会社がしているように、検査を受けて日頃から健康に気をつている人と、そうでない人とは保険料を変えるなどし、治療費用より予防費用へ予算を使う様にシフトするべきです。

また、当人にとって、費用面だけでなく、精神的な面でも、病気の治療よりも予防の方が負担がずっと少ないはず。

私も引き続き毎年検査をしようと思いました。

特に歯周病は、単に、年を取るとなるものだと思っていて、感染症だということも、他の疾患を引き起こすことも知りませんでしたので、引き続き歯科医院へ通って定期的に歯のクリーニングをしようと思いました。

医療についての本だと難しい印象がありますが、この本はとても分かりやすく書かれています。

この記事が気に入ったら
「いいね !」 お願いします!役立つ情報をお届けします。

関連記事(広告含む)