コーチングの技術の一つ。バックトラックと言われるものについて書きました。
バックトラックとは?
先月からプロのコーチになるための講座を受けています。初期に習った「バックトラック」。
それは、日本語で言うところの「傾聴」をするときに使う技術。
人の話を聞くときに、「はいはい」とうなずくだけでなく、その人が使った言葉を所々で繰り返す。
そうすることで、相手の人をもっと話しやすくし、心の深いところにあるものを聞き出すことができるのです。
この技術は多くの職業で使われている
実はこの技術、私の以前勤めていた会社から行った研修でも取り上げていました。それは、管理職や先輩格の人のためのもの。部下や若手の話を、良く聞くための手法として習いました。
また、コーチ以外にもカウンセラー、セールスマンから『聞き上手』なことで有名な銀座のホステスさんまで使っている技術でもあります。
いろいろな職業で使われているのです。
人は話を聞いてもらうのか好き
これだけいろいろな職業に使われているわけ。
それは、人は「相手が話を聞いている」と思うとますます話をしたくなる。そして相手に対する印象が良くなるから。
人がいかに「話を聞いてもらいたい」欲求を持っているかがわかるでしょう。
おしゃべりな人には注意
この技術、無口で自己表現の少ない人にはとてもよく作用します。
従って、そもそもおしゃべりで口うるさい人に使うと、話が止まらなくなってしまいます。しかし、長くなるのでここには書きませんが、それを止めるための技術も学びましたよ。
実際に使ってみた
先日、もの静かな友人に会いました。ストレスを抱えているみたいだったので、この技術「バックトラック」を思いだしました。
使いながら話を聞いたところ、心の中の辛いことや悩みをたくさん話しだしたので効果にびっくり。別れる時にはかなりすっきりして晴れやかな様子だったので良かった。
もちろん、技術とはいえ、形だけではなく「よく話を聞く」ことが大切なのは言うまでもありません。
プロはわかってしまう
では、どんな人にも使えるか、というと、そうでもないです。
というのも、いろいろな職業に使われているので、相手がその技術を学んでいると、気づいてさめてしまう場合も。プロはわかってしまう可能性あり。
悩みを聞くには最強
プロに使うのは要注意ですが、特にコーチでなくても、色々な職業で学ばれているこれは、使い方が特に難しいわけではありません。
人の話をよく聞いてあげたい時に、使うといいと思います。
まとめ
コーチングの講座で始めに習ったバックトラックという技術。コーチング以外でも人の話を聞いてあげる時に役立ちそうです。
2018年3月から講座を受けている、コーチング。コーチングの技術は、これだけではありません。ただいま勉強中。講座で、知識の習得とワーク、受講生同士のZoomやSkypeでの実習が続いています。
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