部屋探しのポイント 賃貸物件を見学(内見)するときの事前準備

引っ越し回数12回(住んだところ13カ所)、うち賃貸の部屋は7カ所住んだことのある私。部屋探しのポイントそして、不動産屋さんのセールステクニックについても知っておいてください。

引っ越したばかりの方も、次回のためにご参考に。

部屋探しに大切なこととは?

自分の部屋を探すとき。
「不動産物件は運だから」などと、ぼんやりと雰囲気だけで決めていませんか?

そんなことをすると後で後悔します。

確かに「空いている部屋」から探すので運はあるでしょう。しかし、その中でも納得できる部屋を探すことは可能。

その方法とは、事前に条件を決めてリスト化しておき、かつ、その条件を優先順位順に並べておくこと。そしてそれをもって見学に行き、チェックすること。

また、以下に紹介した、セールスマンの常套句を知っておき、焦って契約しないことです。

部屋を選ぶときの条件とは?

では、例として、過去に私が「部屋の選ぶ条件」として不動産屋さんへ持って行ったチェックリストをご紹介します。あくまでも「私の」条件です。

  1. 予算
    当然のことですが、部屋を借りるのには、お金がいります。

    それは、当初の敷金・礼金・仲介手数料、そして毎月収入の中からねん出する賃料。

    どんなに気に入った部屋があったとしても、予算がオーバーしていればそこに住むことはできません。事前に、いくらまで出せるのか、金額を決めておく必要があります。

  2. 二階
    二階であること。

    集合住宅は、二階以上の方が防犯の観点から好まれます。とはいえ、私は高いところは苦手。三階以上は避け、いつも二階を選んでいました。

    念のためここで注意点を。二階以上に住んでいる方は、ベランダ側も含め、窓・ドアの施錠を徹底すること。以前、「施錠してないことが多い」と二階以上の部屋が犯罪のターゲットになったことがあるからです。

  3. 最寄り駅から部屋までの道が怖くない

    セキュリティーを考えると、仕事が終わって夜帰ることを考慮に入れる必要があります。

    駅から住まいまでの道が、夜でも人通りがあり怖くないことを条件にしていました。

  4. ガスコンロが二口以上あること

    自炊をしない人であれば、キッチンはガスでも電気でもいいでしょうし、コンロもお湯を沸かせる程度の一口コンロでも良いでしょう。

    私は自炊をするので、ガスコンロが二口以上あることが条件でした。一口コンロでは数品を一度に作れないので、時間のロスが大きいです。

  5. キッチンと寝室が別であること

    ワンルームですと、食べ物のにおいが残ったところで寝ることになります。それを避けるために私はダイニングキッチンが別の部屋を選んでいました。

  6. 南東の角部屋

    学生の時に一人暮らしした時、私は角部屋に決めました。角部屋は、1人で部屋にいても、まるで一軒家の自分の部屋にいるような感覚で寂しくなかったからです。

    一人暮らしに慣れた後も、二箇所に採光があると気持ちがいいと思っていました。

    ドイツ赴任した時、外国人に貸してくれるという点でほぼ選択肢がない中、見学に行ったアパートの部屋がたまたま南東の角部屋。バルコニーが2つも付いていて、即決したのは言うまでもありません。

    学生の時から今まで住んだアパートの部屋7カ所のうち、二階の南東の角部屋だったのは、5か所。一つの建物に1つしかない部屋ですが、数千円の違いなので不動産屋さんでは必ずその物件があるかを聞いていました。

  7. 最寄り駅から徒歩10分以内

    最寄り駅から徒歩で近いに越した事は無いのですが、さすがに5分以内だと賃料に響きます。

    そこで、夜仕事で疲れて帰ってくる時にも徒歩10分以内であればそれほど負担にならないという考えからの条件です。

  8. 築年数

    リストには書いたものの、私があまり気にしていなかったのは、築年数です。木造モルタル30年40年のところに何度も住みました。

    古い物件は、見かけがわびしい、そして防音がいまひとつというデメリットはあるものの、メリットもあります。

    それは、昔の建物の方が天井が高く、押し入れや、天袋があって収納に不自由しないこと。

    また鴨居があるので、ちょっと洋服をかけたりできるのも便利です。また、フローリングが人気でしょうが、私は畳の部屋でもOKでした。ベッドではなく布団で寝ているせいかもしれません。

  9. 会社から1時間以内

    どんなに良い所でも、通勤に1時間を超えると往復で2時間以上のロス、そして体力的にもきついです。私はドアツードアで通勤1時間以内のところでいつも物件を探しました。

  10. オートロック

    オートロックについては、予算の関係で諦めていました。駅からアパートまでの道が寂しくないとか、二階を選ぶということで精一杯でした。もちろんできればオートロックの方が安全だとは思いますが。

1位から10位、私の条件と優先順位はこんな感じです。

もちろんこれ以外にも、フローリングか畳か、デザイン、良い公立の学校がある、広い部屋、庭があるとかベランダが広い、など、人によって価値観はさまざまです。

まずは自分が部屋に求める条件をリストアップし、優先順位順に並べてみましょう。

そして、物件を選ぶときには、そのリストを持参し、項目ごとにチェックをつけ、見学した物件を比較しましょう。3件以上見ると、忘れてしまって比較できなくなるからです。

セールステクニックを理解しておく

住む部屋を決めるのに、大抵は、見学をしますよね。不動産屋さんのセールスマンが案内してくれます。

その際、セールスマンの言葉を聞いて焦って契約してしまわないように。

不動産屋さんのセールスマンは「なるべく短時間に」「たくさんの売上を上げたい」のだということを心の片隅に置いておきましょう。

不動産屋さんのセールステクニックその1

例えば、私たちが不動産屋さんを訪ね、予算や条件などを話すと、大抵セールスマンは2つの部屋を見せてくれます。

1つは、予算ギリギリあるいはほんの少しオーバーしたきれいな部屋。もう一つは、予算よりは安いけれど、しょぼい部屋。

人は、「比較の動物」です。

不動産屋さんの仲介手数料は、賃料の一ヶ月分が一般的。という事は、セールスマンにとって、私たちが賃料の高い部屋に決めた方が、売り上げが上がることになります。

私たちの「比較して決める」と言う脳の特性を利用して、セールスマンは早く、そしてなるべく高い部屋に決めさせようとすることを知っておきましょう。

不動産屋さんのセールステクニックその2

賃貸の部屋は、100%同じ条件のものはありません。

従って、不動産屋さんのセールスマンは「ここは人気の場所だから、今決めないと、他のお客様がきて無くなってしまいますよ」などと言います。

もちろん、あながち嘘ではありません。しかし、セールスマンのほぼ全員がこのセリフを言うことを覚えておきましょう。

もしもあなたが他の部屋をいろいろ見てから戻って来て、他の人に決まってしまっていたとしたら、たまたま運がなかったというだけの話です。

予算に近いきれいな部屋と安いしょぼい部屋を比較させる、早く決めないと無くなりますよと言う、この2つは不動産屋さんのセールスマンの常套句であるということを理解しておきましょう。

もちろん、セールスマンがセールステクニックを使ったからといって、その勧めた部屋の価値が低いわけではありません。ただ、セールステクニックによってではなく、自分が納得して選ぶことが大切です。

まとめ

部屋を探すときに大切なこと。それは、あなたがどんな部屋に住みたいかの条件を事前に書き出し、優先順位をつけることです。

そして、不動産屋さんのセールスマンのテクニックについても、事前に知っておきましょう。

そうすることによって、決めたときの納得感が違いますよ。
部屋探しのポイントについてお話ししました。

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Photo by CMDR Shane on Unsplash

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