食事中の方は読まないでくださいね。胃の内視鏡検査(鼻から)の経験を書きました!
胃の内視鏡検査(鼻から)に行ってきました。結論から言うと、レントゲン検査よりは苦痛が少ないですが、痛くないわけではありません。
どんなプロセス?
それでは、まず、胃の内視鏡検査とは、どのように行われるのでしょうか。
医師の問診
まず、医師の問診と説明がありました。
内視鏡検査前
問診の後は、内視鏡を鼻から入れる前のプロセスです。
消泡薬を飲む
小さな紙コップ一杯の液体を飲みます。水のような感じで、飲むのに苦痛はありません。胃の中をきれいにするそうです。
鼻腔にスプレー
鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします。
耳鼻科に行ったことがある方は鼻腔へのスプレーを知っているでしょう。それと似た感じ。
出血をしにくくし、鼻の通りをよくするそうです。
鼻腔に麻酔剤を注入
鼻腔にゼリーのような麻酔剤を注入します。
鼻の中・喉を通って下へ入っていきますたんのように吐き出してもいいと言われましたが、たんを吐いたことがないので出来ませんでした。
飲み込んでも害は無いそうです。
ここまでは、ベッドに腰掛けて。
この後、仰向けに寝ます。
鼻に管のようなものを入れる
3回にわたって管のようなものを鼻に入れます。
少しずつ太くした、管のようなものを鼻に入れます。1回目と2回目はそれぞれ1分間入れたままにします。
その後、実際の内視鏡の管を入れ、鼻の奥から食道を通って胃のほうに入れていきます。
内視鏡検査
内視鏡が入ったところで、仰向けでに寝ていた体を横向きにします。
ここから内視鏡検査です。
口から入れる内視鏡検査は、嘔吐反射と言って、いわゆる「えづく」のが苦しいと言われていますが、鼻からの内視鏡検査は、嘔吐反射は全くありません。
内視鏡が、舌の付け根に触れにくいからだそうです。
しかし、内視鏡を入れる前の段階で、少しずつ太い幹を鼻の奥に入れるときに痛みがあります。
鼻の奥の痛みで涙がこぼれました。女性は目の化粧はしないほうがいいと思います。
食道を通って、胃へ内視鏡が降りていっても、麻酔のせいかほとんどわかりません。
口の中に唾液がたまったら吐いてもいいと看護師さんから言われ、何回か吐きました。その度に、看護師さんがぬぐってくれました。ちなみに、ベッドには使い捨てのシーツが敷かれています。
胃の中の写真をたくさん撮って、終了します。
ほとんどの人は問題ないのですが、私は、スコープを取り去って、起き上がった後、吐き気がして気分が悪くなってしまい、しばらく休ませてもらいました。
注意点まとめ
では、私の経験からの注意点をまとめます。
レントゲン検査よりはマシである
レントゲン検査の場合、まず、バリウムを飲むのが辛いのと、その後下剤でバリウムを出さなければいけないのがまた辛いです。
内視鏡検査の方が、がんの早期発見ができるそうですし、バリウムや下剤が苦手な方は内視鏡検査の方が楽だと思います。
とは言え、鼻の奥にスコープを入れるときには痛みがありますので、鼻からの内視鏡検査の方が「マシ」ということです。(私個人の感想です!)
検査の後は重要な用事を入れないようにしよう
鼻からの内視鏡検査の後は、30分から60分で飲食や車の運転ができます。しかし、異物を鼻から入れたわけで、身体も心も(!)かなり疲れています。
検査の後は重要な用事は入れない方が良いでしょう。
女性はアイメイクをしないで行くとよい
鼻の奥が痛かったのは私だけかもしれませんが、涙がこぼれるとアイメイクをしていた場合ぐちゃぐちゃになります。
検査の日はアイメイクなしで行き、検査の後にお化粧すると良いでしょう。
ふくから一言
当日は、念のため、ピロリ菌の検査もしました。こちらは血液検査です。
まだ結果は出ていませんが、医師は私の胃を見て、「多分ないと思います」と言ってました。見て分かるんでしょうか!?
私の年代の人は、子供の頃の衛生状態が良くないので、ピロリ菌がいる人が多いと聞いたことがあるんですけどね。
私は、次回もレントゲンではなく鼻からの内視鏡を選ぶ予定です。レントゲン検査よりは、苦痛が少ないので。
それにしても、細い内視鏡で胃の中まで見るとは、凄い技術だなと感心しました。