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上司「忌憚のない意見を聞きたい」部下「〇〇が問題です」上司説教「お前が悪い」

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「従業員の意識調査」というのがある。例えば、従業員の会社に対する忠誠心や、同僚に満足しているか、といったアンケートの様なもの。

匿名性は保たれているが、会社全体や、部署の結果が出るので、管理職はその改善に悩むことになる。

ある管理職は、全員と面談。私は特に問題はなかったけれども、私の話に良く耳を傾けてくれた。
けれども、その後、何の変化もなし。そのうちその方は辞めてしまった。

どうやら、“自分のせいではない”ということを確認出来たからホッとして終わってしまったようで・・。(というか、その人のせいだとしたら、誰も当人には言わないと思うけど。)

当然、何もしていないから、その後も部署の点数は悪いまま。

ある管理職は、過去同様に、全員と面談。

“何でも言ってほしい”と言われて、個人的には好きで尊敬できると思っている人だったので、本当に言ったら返り討ちにあってしまった。

後日、同僚と「何を言った?」と話したら、私以外にも同じことを言った人が複数いて、「お前が悪い」と説教されたらしい。

翌年も、翌々年も、面談は実施されたが、みんな馬鹿ではないので翌年からは何も言わなくなった。

つまりその人は、忌憚のない意見など聞きたくなかった、ということなのだ。

ところで、これには後日談がある。

この時、意見を言ったほとんどのスタッフが説教されて帰ってきたのだが、その後、その中から管理職になった人がいた。

そして、私はその人の部下になったことがある。

相談があって話しに行ったり、年に数回ある目標設定や評価の時の面談で何か意見を言うとその直後に対応していてその速さに驚いた。

「あの時には助かりました」という話をしたら、その人は「〇〇さんの時に面談があったでしょう?面談自体をすることはとてもいいと思ったけど、ああいう反応されたら皆何も言わなくなってしまう。自分はそれだけはすまいと思った。」と話してくれた。

いわゆる”半面教師”というもので、何年も経ってから、それはプラスになったのだ。

たまに、管理職で、「忌憚のない意見を」と呼びかける人がいる。職位が高いから皆が遠慮して言えないのだろうと思っているのなら、それは違う。

私が思うのは、日頃から信頼されている人ならば、呼びかけなくても部下は相談してくる、ということ。

もちろん、意見に賛成しかねる時もあるだろうし、全部の希望が通るわけではないだろう。

けれども、“相談や意見を言ったらすぐに何かしらのアクションをとる人”ということを周囲が分かっていれば、わざわざイベント化しなくても意見は集まってくる。

年に一回とかではないから、一年を通して対応出来るわけだ。

「忌憚のない意見を聞きたい」と部下に聞くこと。

そもそも、普段から何の会話もしていないとしたら、その方が問題ではないか。いきなり”本当のこと”を言ってもらえるような信頼関係はあるだろうか?

それは、自分にとって嬉しくない意見を聞くかも知れない覚悟が問われるし、もしも対応に失敗すると永遠に信頼を失うというリスクがあるのだ。(もちろん、逆に一気に信頼が高まる可能性もある。)

そして、もしも上司にそう言われたら、本当に思ったことを言っていい相手なのかどうか、一度考えてからにした方がいい。

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Photo via VisualHunt

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