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妹の言い分。きょうだいは平等に扱われている?

子どもの頃、兄姉からの「お下がり」を親から着させられませんでしたか?あるいは、ご自分の下のお子さんに、上の子からの「お下がり」ばかりを着せていませんか?
子どもの時に経験した喉の渇きは大人になっても潤うことがなく、一生心の穴を埋め続けるのです。

姉のお下がりを着るのが嫌だった

私は、ものごころついた頃から中学生くらいまで、3歳上の姉の洋服のお下がりを着ていました。
それがずっと嫌でした。その理由はというと……。

  1. サイズが合わない
    姉は体が大きかったので、3歳の年齢差を考慮して、3年前の服でも私には大きくて合わなかったです。
  2. くたびれている
    姉からのお下がりとなると、何度も洗濯してくたびれたものばかり……。
  3. デザインが嫌い
    子どもの服は母親の趣味になりますが、それは私の好みではありませんでした。

その後の洋服への執着

高校生になって、アルバイトで稼いだお金で自分の服を買えるようになってそれまでの苦労からは解放。しかしその後、大学生の時も、社会人になってもずっと、服に飢えて執着しています。日本の文化に興味を持ってからは、洋服に和服が加わってさらに加速。

そして、同じきょうだいでも姉や弟はそんなことはないので、どうして違うのかと不思議に思っていました。

子どもの時に経験した喉の渇きは潤すことができない

そんな時、ある人からこんなことを教えてもらいました。
「子どもの時に渇いた喉は、一生、潤すことができないのよ。」

それが、当時、何とかしたいと思っていた私の洋服への執着に関係する気がしました。

私の子どもの時の、喉の渇きは何なのか。つまり、そもそもの不満の原因は何だったでしょうか。

嫌だった理由はきょうだいが平等に扱われていないこと

私が子どもの頃、下の子が上の子からのお下がりを着るのは、ごく普通のこと。

子どもの数も今より多かったですし、今のような安いファストファッションの店もない。そして子どもはどんどん大きくなるので、服はすぐに着られなくなってしまいます。
お下がりを着せるのは、当時の経済的かつ合理的な方法で、私の家が特に貧しかったわけでもありません。

家庭に不満があったわけではないのです。
では、私の不満は何かと言うと……。

きょうだいが平等でないと感じていた

私には姉と弟がいました。私は姉のお下がりを着ていましたが、長女の姉も、長男の弟も新しく洋服を買ってもらっていました。
つまり、私は、姉・弟と自分を比較して自分だけが損をしている、きょうだいが平等に扱われていないと思っていたのです。

私の渇きは、洋服ではなかった

そう、私は洋服に飢えていたわけではありません。
私の不満は、きょうだいが平等に扱われていない、ということだったのです。

そして、「きょうだいが平等に扱われていない」という事実ばかりが目について、無意識のうちにその証拠を集めていました。

例えば、子どもの時の写真のアルバム。同じ時期で比較すると、最初の子どもである姉と、最初の男の子である弟の写真の量は、私の5倍くらいあります。
二人目の女の子の私は、ついでに写っている感じ。しかも、私だけが誰からもお祝いにアルバムをもらえず、弟がお祝いでいただいたものを一冊もらうというみじめな状態。

親戚からのお正月のお年玉も、3歳上の姉より少なく、8歳下の弟と同じ額にされるのが気になる。その親戚の方は私をとても可愛がってくれていたのですが。

しかし、姉に聞くと、「いやいや、両親は妹のほうに甘く、長女の私が何かと我慢させられていた。」と言います。

そう、私は、一般的によく言われる「下の子に親は甘い」という事実があってもそれには目を向けず、「きょうだいが平等に扱われていない」という事実を選んで集めていたようなのです。

洋服への執着が減った理由は?

それがわかってから、私の服への執着はかなり減りました。

というのも、「きょうだいが平等に扱われていない、というのは、当時の私がそう思っていたからだ。事実とは違う。」ということが肚落ちして、昔の気持ちを引きずらなくなったからです。

もし、自分がやめたいのにやめられない執着があったとしたら。
それはもしかしたら、子どもの頃の喉の渇きの可能性が。しかもそれは間違った認識かもしれませんよ。

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Photo by Myung-Won Seo on Unsplash

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