笑いを読み解く 笑いの要素 1 ボケ

お笑いか好きで、新宿にあるルミネtheよしもとに時々行く。

そもそも、私は男女を問わず、ユーモアのセンスのある人が好き。会社でも、面白い上司や同僚に何度助けられたことか。部門間の仕事の境界についての打合せで、最悪の雰囲気を、上司の最初の冗談で、爆笑ですっかり変えてしまったことがある。そういう人は、決まって頭もいい。

そんなところで冗談を言えるのは、まずはそこにいる人々のバックグラウンドを知っていることが前提だろうが、よしもとの劇場では、初めて会う観客相手。

まさに、この人達は、「人を笑わせるプロ」という職業だからできることなのだ、と楽しみながらも時々思うようになった。

では、私達はいったいどういう時に笑うのだろうか。今後、吉本に行くたびに一つずつ、何に笑ったのかを持ち帰り、考えてみたい。

今回は、「ぼけ」。
これはおそらく、そもそもは関西特有のものだろうが、今は全国区だろう。
例えば、中川家。新幹線の中で”携帯”で話すおっちゃんが、話し終わるとガチャンと受話器を置く。「ん?なんで固定電話なんや。」明らかにおかしいことをさらっとやって、それを指摘する、というもの。
また、例えば、言葉をにた言葉と取り違えてそれに反応すると、「それは○○やろ、違うがな。××や。」というもの。

これは、前後関係から間違えるはずのないものを、大真面目に間違えることに対する笑い。また、何を間違えているのかを観客が想像して半分ついて行っているタイミングでつっこみが指摘するから面白い。だから、簡単すぎてすぐわかっても、難しすぎてなかなかわからなくても、面白くない。

これを、ライブなどで観客の反応を見ながら、結果をチェックしていいものを残していく。目の前でマーケティングテストをしているようなものですね。

どうしてこんなことを始めたかって?周囲の面白い人達は、無意識に何かをやってるんだと思うのです。それを知りたい。

次は、またべつのポイントを取り上げようと思います。

写真はよしもとへ行くエレべーターとスケジュール、前説(前説は撮影可)。よしもと1よしもと2よしもと3

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