東京湾 屋形船「船清(ふなせい)」に乗ってきた。夜景・行き方・料金・予約方法・注意事項を紹介

東京・品川・屋形船「船清(ふなせい)」。東京湾から夜景を楽しみながら揚げたての天ぷらを食べられます。

想像していたよりずっと快適で、お料理も美味しかったのでご紹介します。

天ぷら料理コースつきで、料金は大人1名10,800円(2018年8月税込。)

気になる墨田川の花火大会の日の予約についても聞いて来ましたよ。

「船清(ふなせい)」行き方

屋形船にどこから乗るか。「船清(ふなせい)」の船着き場は、JR品川駅から徒歩13分。港南口方面(開発されたオフィス街側)にあります。

JRの改札口から広いコンコースを通って行きます。

2Fの高さの通路をずっと行き、品川インターシティーの方まで行ってから通路を下りて少し歩いた先にあります。

通路を歩きます。向こう側へ渡るところ。写真の左手奥に見える、品川インターシティの方へ。中央は木々が茂る公園。

渡った先を行きます。

ここの左のエスカレーターを下ります。

エスカレーターを下りると品川インターシティの車寄せ。そこから普通の道路に出て、数分歩きます。

JR品川駅の改札にあるトライアングルクロックから徒歩13分くらい。少し遠く感じますが、船清のサイトに詳しく地図が載っていますので大丈夫です。

また、浴衣を着て行かれる場合は、下駄や草履に慣れない方は少し長めに時間を見積もりましょう。

「船清(ふなせい)」の屋形船に乗ってきた

乗船

船清の提灯が見え、受付が出ています。この奥が船着き場。

右手の建物にクーラーの効いた待合室があり、早く着いたら涼んで待つことが出来ます。

乗船からの流れ

乗船

予約した人が受付を済ませ、全員集まったら受付に声をかけます。乗船時間になったら教えてくれますので、受付の時にもらった船番号の入った札を見せて乗船します。

船内の様子

入口で履物を脱ぐと、引き換えの番号札をくれます。床は畳ですが、椅子席。この日はお客が43名。
船内の様子。

高さ低めの椅子席で、スペースはわりとゆったりしています。

船清のサイトを見ると、全船椅子席か掘りごたつ席のようですので、お年寄りや外国人にも安心です。

メニュー

メニューは船全員同じコース料理で、メインは天ぷら。
前菜、小鉢、お刺身の船盛などなかなかの量です。詳細は下記の「料理」でご覧ください。

飲み放題がついていて、こちらが飲み物のメニュー。

料理

お料理は前菜、お刺身の船盛りがテーブルにセットされています。

突き出しの焼きナスのジュレ

前菜

小鉢のずんだ豆腐

船盛り
お刺身はちゃんと人数分カットされていますので気遣いはいりません。

天ぷら
揚げたてを順番に運んできてくれます。アツアツでとても美味しかったです。
写真は一部ですが、海老、茄子、イカ、マイタケ、きす、オクラ、穴子、とボリュームがありました



天ぷらの味付けは、天つゆの他にも3種類の塩が。

左から、赤穂の塩、昆布塩、ゆかりの塩

トレビスと松の実のサラダ

梅の混ぜ込み寿司

締めの麺 冷たいうどんをひと口

デザート

料理の量は多め。12人の女性のグループだったのですが、完食出来た人は数人でした。

天ぷらは頼めば包んでくれて持ち帰りが出来るので、天ぷらで調整するといいでしょう。

夜景

座席に座ったまま夜景を楽しむことも出来ますが、一通り食事が進んだ頃、「甲板に出ていただいて結構です」というお知らせがあります。

用意されたスリッパに履き替えて階段を昇り、外に出て夜景を楽しみます。

暑い日でも、東京湾の海を渡る風は冷たく、甲板は涼しいです。
甲板の様子。

フジテレビ、東京ベイブリッジ、東京タワー、東京スカイツリー、そして提灯をつけた他の屋形船が沢山出ていて、幻想的。とても美しいです。

雨の日も滲んでその景色もまた良しとのこと。


甲板にはスタッフのお兄さんが一人いて、いい構図で写真を撮ってくれます。ただ、船が揺れているのできれいに撮るのは難しいかも。

スカイツリーと撮ってもらいました。

船内の雰囲気

多かったのは家族。5~6人で、お祖父さんの喜寿、米寿のお祝いを子どもからのプレゼントで、という方々が3世代で参加。

また、外国人グループや、若者のグループもいましたが、全体的に中高年が多かったです。

写真は、お誕生日の人がいて、ケーキのサービスをしているところ。乗客全員でハッピーバースデーを歌いました。

カラオケはありません(設備はあるが使うのは貸し切りの場合のみ)が、お酒が入って声が大きくなると船内は騒がしくなります。

6人テーブルなのでデートには向かないかも。5~6人のグループでわいわいするのに合っていると思います。

設備についてですが、お手洗いは男女2つずつあり、とてもきれいな普通の水洗でした。

運行時間

クルーズ時間は約2時間45分です。
私が参加した夜のクルーズの時間は下記です。

17時30分 集合
17時45分 出船
20時30分 戻り

料金

今回申し込んだ「乗り合い船」の料金はこちらです。乗船料、お食事、飲み放題がついています。

予約の方法

貸し切りと乗り合いがある

船の予約には貸し切り(20名以上)か乗り合いかの2つの選択があります。
貸し切りであれば、船が空いていれば予約出来ます。

今回は、12名での参加でしたので、乗り合いを選び、1ヶ月半くらい前に、船清のサイトにあるカレンダーで出船する日を確かめました。

尚、予約は2名からです。

カレンダーには2種類の表示がある

船清のサイトカレンダーには、乗り合い船の「決定」「予定」の2種類があります。

「決定」とあるのは出船が決まっている船。ただし、あと何人まで乗れるのかは聞いてみないとわかりません。

「予定」とあるのは出船の予定があるもの。ただし、人数が集まらないと出船しませんので注意が必要です。

乗り合い船の場合、早すぎてもスケジュールは決まっていないし、遅いと空きがなくなってしまうので、予約するタイミングが難しいです。

1ヶ月前には予約したほうが確実

1ヶ月前には「決定」の船があるはずですので、遅くとも1ヶ月前くらいに確認するのがいいでしょう。

今回は12人と大人数でしたので、私は1ヶ月半前に「決定」のものを予約しました。

予約はネットでも電話でも出来ますが、英語対応はしていません。

10日前までに入金

支払いは前払いで予約日の10日前までに現金振込です。また、10日前からキャンセル料がかかります。

1~1ヶ月半前  乗り合い船の「決定」を予約。船清より、「〇日までに入金してください」という日にちの連絡。
約10日前まで   上記締切日までに現金振り込み。
入金締切日    船清より、「入金確認しました。」の電話連絡が来る。
前日16時     予約人数確定。

今回、途中で人数を当初の11名より12名へ1名増やしましたが、6人テーブルでしたので問題なく変更できました。

人数の増減は電話連絡します。

また、当日のキャンセルは100%の料金がかかります。

イベント行事時の予約

墨田川の花火大会の日

気になるのは、墨田川の花火大会の日。屋形船から見物したいですよね?

その日は特別料金で一人38,000円+税(2017年8月現在)、そして貸し切り船のみです。

1年前から予約出来るので、乗った後に予約していく方もあるとか。オーナー企業や外資系企業が予約して社員で楽しまれているらしいです。

どこの会社でしょう、いいですね!

荒川の花火大会の日

隅田川はちょっと高いな、と思う人は、もう少し身近な、荒川の花火大会の屋形船もあります。運が良ければ乗り合い船が出ていて、こちらは一人18,000+税(2017年8月現在)と手が届きそうでした。

お天気などの理由で花火が中止になった場合は差額を返金してくれるとサイトに書いてあり、それは良心的ですね。

桜のお花見の時期もお勧め

屋形船というと、夏を連想してしまいますが、一年中営業しています。

スタッフの方に聞いたのですが、夏とともにお勧めなのが、桜の時期のお花見。湾から見える桜のある景色は最高だそうです。

感想

1ヶ月以上前から予約すること、事前の現金振り込みであることが少し面倒ではありますが、リーズナブルな料金で楽しめて、とても良かったです。

屋形船というと、「畳にぎゅうぎゅうで正座」「カラオケがうるさい」「お料理が美味しくない」「お手洗いはどうするの?」「高いんじゃない?」などと思っていたのですが、いい意味で裏切られました。

私は幹事だったのですが、自分自身も楽しめましたし、参加者の皆さんにも感謝されました。

注意点を挙げると、船は多少揺れますので船酔いしやすい人には向きません。今回の乗船者で気分の悪くなる人はいませんでしたが。

また、当然ですが、船は定刻に出ますので、遅刻すると乗船できません。涼しい待合室がありますので、早めに集合しましょう。

東京湾クルーズ船は、品川以外からもいろいろな場所から出ていますが、この「船清(ふなせい)」はお料理が美味しいということで人から教えてもらいました。

他のクルーズ船に乗ったこともありますが、確かにここのお料理はいいと思います。

スタッフの方々もテキパキして親切です。

今回参加した屋形船は東京・品川の「船清(ふなせい)」です。
テーブルの箸置きとプレゼントのうちわ。箸置きは受付横で買うことが出来ます。

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