東京国立博物館「運慶展」に行って来ました。仏像の中に入っているモノは?

東京国立博物館「運慶展」に行って来ました。仏像内のCTスキャンが面白かったですよ。

混んでいる展示。何時に行けばいい?

人気のための混雑でTwitterで待ち時間を知らせていた「運慶展」。
しかし、私は美術館・博物館で、混んでいるのは本当に苦手。では、何時に行くか?


昔は美術館と言えば、朝一番が空いていたのですが、最近のお勧めは、平日の閉館30分前ぎりぎりです。
というのも、展示物にもよりますが、美術館・博物館に来ている方の大部分は、リタイア後の年齢の方たち。早起きが得意で、早く行って早く帰る方たちが多いんです!

ということで、私は16時半ぎりぎりに入館しました。人は多いものの、ぎゅうぎゅうというわけではなかったです。
とはいえ、出てきたらミュージアムショップの混みようといったら。写真左方にあるレジの長い列が、右方の「最後尾」立て札を持っている人でわかります。

展示ならではのものは?CTスキャン

仏像は、本当は、「お寺のあるべき場所」で拝観するのがベストです。とはいえ、東京にいながらにして、しかも後ろまで見ることが出来るいい機会。

そして、今回の展示で面白かったのが、仏像内のCTスキャン写真。
仏像の中には、経典が詰まって居たり、蓮の形の水晶が入っていたり。開けると酸素が流れ込んで保存状態が悪化するため、開けられないのです。

今回はありませんでしたが、高僧のミイラが入っている仏像もありますよね。仏像の中身、面白かったです。

仏像の目

仏像の目は、どうやって作っているか、今回初めて知りました。
水晶を薄く切ったものを嵌め、仏像の中から目を描き、その後ろに綿をあてて留めているのです。そのため、ほとんどの仏像の白目は赤く変色している理由がわかりました。
今も生き生きしている仏像の目。当時は白目も白く、もっと存在感があったのではないでしょうか。

木造の仏像が残っている奇跡

そして、展示されている仏像全部が木造だという奇跡。
火事の時にまず仏像を担いで逃げたのでしょうか?
それとも、やはり、魂が宿っていて守られたのでしょうか?
戦乱も、そして廃仏毀釈もくぐりぬけてきた仏像を見て、感動があふれてきました。

最後に

特に仏像好きというわけではない私ですが、何百年も前にこんなものを作る技術を持った人達がいたという事実にとても感動しました。
また行きたいと思います。

出てきたらもう夕闇でした。

たんぽぽ
仏像の中、開けて見たいな~

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