転職する場合、お金(年収)は応募者にとって重要な内容の一つ。では、その話はいつ、どうやってするのでしょう?
年収を話すタイミングはいつ?
当然のことながら、応募者は応募先企業がいったい自分にいくらくれるのか、興味があります。では、応募先に年収の話を切り出すタイミングはいつか?というと……。
それは、「応募先に聞かれるまで待つ」です。自分から切り出さないでください。
「金の話はするな」というアドバイス
私が二社目に転職して10年以上経った時、たまたま職場にかかってきた電話が転職エージェントからでした。その紹介で面接に行く前、さすがに久しぶりで不安だったので、担当のアメリカ人のエージェントに電話をしました。
「今から向かいますが、1つ2つでいいのでアドバイスをください」と尋ねたら、彼は「金の話はするな」と一言。
お金目当ては嫌われる
転職活動は恋愛と似ています。そう、お金目当ては嫌われます。
転職者にお金を払うのは会社であって、応募先の人事部や将来の上司ではありません。しかしそれでも、まずはお金!と言う人は嫌われる。
例え現在の年収への不満が転職活動の理由だったとしても、表向きは出さない方が無難です。
応募先から聞かれるのはいつ?
年収の話をするのは、応募先から聞かれるまで待ちましょうという話をしました。
では、応募先からは、いつ頃聞かれるのでしょうか?
私の経験から言うと一次面接の場合もありますし、二次面接の場合もあります。「転職した場合に上司になる人」ではなく人事部から「年収は現在いくらですか?」あるいは「いくらほしいですか?」と聞かれるのが通常です。
年収について、採用確定まで聞かれないということはあり得ません。応募先も「いくらで来てくれるだろうか?」というのは、当然関心事項ですから。
年収を話す時の注意点
さて、応募先企業で人事部が年収の話を始めたら。その時に知っておきたいこと。
希望の年収を聞かれない場合もある
企業によっては現在の年収のみを聞かれて、「いくらほしいか」の希望を聞かない企業もあります。応募者の経験と現在の年収から判断して決め、そのままオファーする、という企業。それほど採用に切羽詰まってない、予算が限られている、応募者がたくさんいる場合など。
面接の後、毎回応募者は、面接の内容や感想をエージェントに報告しますので、気になったことがあればエージェントに相談しましょう。代わりに企業に聞いてくれたり、その企業に過去に実績があればそれを教えてくれたりします。
現在の年収と希望の年収を準備していく
先に述べたように、応募先企業から、年収の話をいつされるかはわかりません。例え一次面接で聞かれても答えられるように、準備していきましょう。
私の例を出しますと、私は5回転職活動をした経験がありますが、1回目の転職活動時は転職エージェントを使うのがまだ一般的ではなく、新聞の求人を通して直接企業へ応募しました。
そして2回目の転職活動で、初めてエージェントに登録。
そのため「年収の交渉はエージェントがする」から「お金の話は全部エージェント経由で聞かれる」と思い込んでいました。
そこで、ある企業の一次面接で「年収はいくらほしいですか?」と聞かれたのですが、「後ほどエージェントを通してご連絡します。」としか答えられなかったのです。
当然といえば当然なのですが、面接のどこかの時点で、企業は、必ず直接応募者に年収について聞きます。ですから、一次面接に呼ばれる前に、必ず「現在の年収」と「希望の年収」を準備していきましょう。
まとめ
皆が気になる年収の話。
応募先企業と年収の話をするのは、企業側が話すまで待つこと。そして、一次面接に「現在の年収」と「希望の年収」を準備していくことが大切です。
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