ねこは、犬と違って、躾が出来ない。そして、相手は、牛若丸のように、上下前後左右、ひらり、ひらりと自由自在に素早く動けるのだ。
私が何か食べると、欲しがるうちのねこ。
“欲しがる”というと、身をくねらせて、「ちょーだい。にゃー。」と可愛く訴えるのを想像するだろうか。
まず、気配を消して、そろそろと私の後ろに移動。そして、私がお箸でつまんだその食べ物を、ぴしゃ!とはたき落として、床に飛び降りて食す。
これで、私の手のパターナイフにのっていたバターを叩き落として食べてしまった。
どうして、そのまま床に寝転んでいてくれないのか。
結局、以下に落ち着いている。
バターを塗る直前におやつをあげる。
一度、私がパンにバターを塗っていてひとかけ落ちたのを、たまたま足元にいて食べてしまった。
それで、「これはうまい」と思ったようなのだ。
パン自体にはそれほどではないが、バターの入れ物を覚えていて、冷蔵庫から出すと、マークが半端ない。
結局、ねこにおやつをあげて気をそらしている間にバターを塗ることで、朝食は食べられている。パンの上で溶けてしまうと、バターはねこにはわからなくなる。(わーい!)
家にいる時、ランチは食べないか、外食。
ねこは、肉汁の香りにとっても敏感だ。ねこがいる時は、危なくて調理は出来ない。
私が日中家にいる時は、ランチは食べないか、外食になった。
夕食は、ねこが寝室で寝た後、自分で作って食べている。夕食だけでも普通に食べられて良かったと思う。ねこは、なにげない日常に感謝をくれる。
追記 この記事は、2017年2月のブログ内人気記事ベスト5に入りました。2月の人気記事ベスト5
今日のたんぽぽ。 冷蔵庫の上から飼い主を睥睨(へいげい)。