転職活動の面接での自己紹介。職務経歴書と伝える順番を逆にする理由は?

転職活動で面接に呼ばれると、面接官から必ずといっていいほどリクエストされる「自己紹介」。今までのキャリアを説明するいい機会ですが、その時の順番は、職務経歴書とは逆にします。

つまり、現在の仕事からではなく、時系列で昔の仕事から現在の仕事へと話します。その理由は?

私は、過去に転職活動5回(実際の転職は2回)、その中で20回以上面接を受けたことがあります。

その転職活動中に、アメリカ人のエージェントに面接の練習をしてもらった際にアドバイスされ、実際の面接でも納得したことをご紹介します。

職務経歴書の順番は時系列とは逆

面接でのキャリアの説明について書く前に、念のために転職活動の際に作成する職務経歴書について。

日本語でも英語でも、現在の仕事や成果から書き始め、学卒で入社した会社での仕事が最後にきます。

例えば候補者が現在3社目で働いているとするなら、

現在の仕事・成果
3社目入社
2社目の仕事・成果
2社目入社
1社目の仕事・成果
1社目入社

という順番です。

なぜなら、ほとんどの採用担当者の興味があるのは候補者の現在と直近の仕事だから。

時間のない採用担当者がさっと見てわかるよう、見てほしい重要な内容は最初にまとめます。現在どんな仕事をしていてどんな成果を出したかから始めて、過去へと遡って書くのが普通です。

もしも自分が採用担当者になったとして、職務経歴書のどこから見るか?を想像すればわかると思います。上、最初でしょう。

職務経歴書を書く順番は、時系列とは逆なのです。

自己紹介でのキャリアの説明は時系列がいい

一方、面接での自己紹介。キャリアの説明は、時系列で、昔の仕事についての説明から始めます。

例えば候補者が現在3社目で働いているとするなら、
1社目入社
1社目の仕事・成果
2社目入社
2社目の仕事・成果
3社目入社
現在の仕事・成果

という順番です。

自己紹介でのキャリアの説明を時系列にする理由

面接官の興味は最後のほうの説明、つまり現在の仕事にあるので昔についてはさらっと。

そして、現在に近づくにつれて、詳しく、良くわかるように説明します。直近のことで記憶も新しく、応募している仕事に関連していますから、自然と熱心になります。

面接官と候補者との興味や印象が、グラフで書くとこんな感じになります。

逆に、例えば40歳で管理職の候補者が新卒で入った時の話で終わると、グラフはこんな感じに。

書類とは違い、面接は、最後のほうの印象が強く残ります。
以前に書いたこの記事で、聞きにくいことを相手の印象に残さないために始めか中ほどに聞く、と書いたのもそのため。

つまり、「最後を盛り上げる」ことで印象は良くなります。
また、現在の仕事の説明で終わると、その後の面接も、スムーズになります。

最後に

面接での自己紹介でキャリアの説明を時系列にする理由
それは、「その方が最後が盛り上がって、面接官の印象が良くなるから」でした。

職務経歴書を見ながら話すのは印象が良くありません。ましてや逆に説明するのですから、自己紹介は事前に練習していきましょう。

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Photo via Visualhunt

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