【英語】Mr. Mrs. 男女を間違えないように気を付ける。それは欧米人にとって当然だから!

以前の記事で、”発音や日本語訛りを気にせずに!”とゆるゆるの提案をしている私であるが、今回は、ぜひ間違えないように注意したいことについて書いてみる。

メールなどでの最初の呼びかけの敬称、日本語なら“さん”か“様”でいいところ、英語では男女で違うので、少し面倒。

同僚の男性が、間違えて女性にMr. と書き、先方から“私はMrs.です。”と訂正されたメールの返事を複数回見たことがある。

おそらく、日本語で、名前の字体を間違えるくらい失礼なこと(という印象を受ける)。

特にドイツは、子どもの権利を守る為に、子どもの名前はすでに決まったリストの中から選ぶので、基本的に移民を除き”知らない名前”はない。

そして、アルファベットの国の人達の間では、そもそも共通の名前が多い。さらに、名前の綴りから大抵男性の名前か女性の名前かの察しがつくので、“何で間違えるの?”という感じのよう。

例えば、男性だと最後がo、女性だと最後がaやeが多い。Romeo、Mario、Anna、Maria、Jane、Kateのように。

「この人、女性?男性?」と会社で聞かれ、「百合子。Yurikoは女性。明。Akiraは男性。」と教えた時、「じゃないか!わからないね!!」と場がどっと沸いたことがある。

それは先に述べた様に、欧米人からしたら、最後がoは男性、aは女性だから。漢字についてはよく知らないので彼らは自分たちのルールで考えるわけ。

「へー。じゃあ、最後がkoは女性?」「いえいえ、ほら、〇〇さんの名前は Akihikoでしょ?アルファベットや音じゃないの。」という具合。

結果、例えば、日本人で最後に子のつく女性への、面識のない人からのメールはMr.で来ることが多い。

ただ、最近は、同じ社内だとアクセス出来る人事データがあって事前に調べることが出来る会社も多いだろうが。

私の場合は、いつもメールを出す前にチェックしていたにも関わらず、Kirstenという名前に間違ってMr. をつけて出してしまったことがあった。

Torstenという男性の名前を知っていたため、それと似たKirstenという名前も男性だと早とちりしてしまったのだ。

何回かメールのやり取りがあってから電話し、秘書だと思ったその声の主がその女性で、平謝りだった。聞いたことのない名前の時は、事前に調べよう。

分からない場合はどうしたらいいか?それは簡単で、インターネットで調べればいいだけ。

もうひとつ、注意したいことは、複数の男性・女性へメールを出す時の呼びかけ

昔のレターの参考書などでDear Sirs, が使われていることがあるが、宛先に女性が含まれている時にこれは適当ではない。

Ladies and Gentlemen やDear Madams and Sirs あるいはいっそのことDear allを使う。

(もちろん、女性一人にあててDear sirは間違い。)

これに限らないが、何でも“会社で一般的に使われている表現”というものがあるのでそれに合わせるといい。

また、日本語にはない女性の敬称Miss Mrs. Ms.について

女性の敬称は3つあるが、“女性だけ未婚と既婚を区別するのは差別”という考えからか、Missという表記は仕事で一度も見たことがない。

私のいた会社では、大抵、女性はMrs.で統一していた。

若い同僚が、「メールでMrs.って来ると、いえいえ、私はMissですって全部返事で書いちゃった。」と笑いながら話してくれたことがあるが、未婚なのにMrs.と呼ばれても、訂正する必要はない。

そもそも仕事には関係のないことだし、相手が未婚か既婚かはわからないから、逆に呼ぶほうも楽になったのではないか、と思う。

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Photo credit: basykes via Visualhunt.com / CC BY

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